しみ

顔や手の甲など強い日光に当たる場視の皮膚におきやすいしみです。いわゆる日焼けとは異なり、長年にわたって浴び続けた紫外線の影響でDNAが破壊され、修復が不可能になって発症します。

しこりになる皮膚腫瘍で、早期のがんの一種です。といってもすべて早期のがんというわけではありません。皮膚の浅い部分にできた悪性度は低いものです。

ただ急に大きくなったり、しみの部分の皮膚が盛り上がってきたり、あるいは色が変わってきたなと思ったら念のため病院で診察を受けると安心です。

中高年に発症しやすく、老人性色素斑脂漏性角化症との区別は難しいので、専門の医師の判断が必要です。男女ともに発症しますが、やや男性が多いという報告もされています。

しみの部分は平らで大きさも通常は数ミリ程度で大きくても2cm程度です。表面がざらざらしていて褐色、桃色、肌の色にちかいものといろいろな色があります。

治療法は表皮部分のみの切除が最も適しているでしょう。顔などで切除すると特に目立つ場合などは凍結療法も考えられます。予防はとにかく紫外線にあたらないこと、につきます。