日焼けなぜ赤くなる

日焼けをすると皮膚の中の血管が広がるので流れる血液の量が多くなり、赤くなって見えます。
なぜ血管が広がるかというと、紫外線によって真皮に刺激を与え、血管拡張物質が細胞の中で作られるからです。

日焼け後、4~5時間後には赤くなり始めます。赤くなるのは24時間後ぐらいがピークで、少しずつ赤みが引いてきます。3、4日たつと黒くなります。

ここで赤くなったり、黒く色素沈着するのは個人差があります。皮膚の細胞の働きの違いと考えられます。紫外線に反応するのは遺伝によって決まっています。

日本人の場合、日焼けで赤くなるか、黒くなるか3つのスキンタイプに分類されています。日焼けして赤くなりやすいが肌を黒くするメラニンを少量しか作らない人がスキンタイプⅠで日本人の中で最も多く18%前後います。

その反対で赤くならずに黒く色素沈着するのはタイプⅢで14%前後の人がそうです。

残りの最も多い約70%の人がタイプⅡで少し赤くなり、やがて黒くなる人です。色白の人は紫外線による遺伝子の傷がより多くできていて修復されない状態なので皮膚がより赤くなるのです。