加齢臭

加齢臭とはどんな臭いなのでしょうか。
加齢臭を起こす原因になっている成分はいくつかあります。
ノネナール、オクテナール、ヘキセナールという不飽和アルデヒドです。この物質は悪臭防止法で規制対象となっているぐらいです。

酒を飲んだ人の息の臭いだとか古くなった油を加熱したときの臭いともいわれていますのでどんな臭いかは、想像つくと思います。その不飽和アルデヒドの中でも体臭をもっとも強くするのが「ノネナール」という成分です。加齢臭はこのノネナールの臭い臭いが原因です。

汗腺のそばにある皮脂線からでる脂肪酸が酸化したり皮膚表面のバクテリアの醗酵でできる物質です。つまり皮膚から発散される臭いです。
ノネナール自体は「ロウソク」、「図書館の古い本」「青臭いチーズ」のにおいと形容されることが多いのでこの臭いだけでは大嫌いな臭いと言い切る人はそれほどいないと思います。

中高年男性一般の形容としてあげられる「タンや唾を吐く」「人前でも平気でゲップをする」などといった直接眼で見えるだらしない部分も加えられて総称として「オヤジ臭=加齢臭」といわれているのだと思われます。